田辺市でイタチが出たら?捕獲の手続きは7段階・檻はアライグマ用

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海沿いの市街地と背後に続く緑の山なみを背景に、時計と旗のある田辺市役所と電話で相談する住民女性、受話器を持って応対する市職員、屋根の上に座るイタチ、工具箱を持つ作業服の男性を描いたいらすとや風イラスト
タクミ

「田辺市に電話したら捕まえに来てくれる?」
「どんな手続きがいるの?」と悩んでませんか?

田辺市のイタチ被害は、「市の窓口と許可の仕組み」「法律の制約と自分でできる対策」「業者の選び方」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

天井裏の足音に気づいても、市に頼めるのかどうか分かりにくいですよね。

結論からいうと、田辺市は有害鳥獣捕獲の流れを7つの段階で公開しており、市への連絡と現場確認を経て、必要な場合に被害届と市長の捕獲許可へ進む仕組みです。

ただし「防除対策が可能な場合や被害が軽微なものは、受付けません」と明記されており、連絡すれば捕獲してもらえるとは限りません。

相談は、まず市の農業振興課 農政係から始めましょう。

許可のいらない「追い出しと封鎖」を軸に、難しい部分を業者に任せるのが、田辺市での現実的な進め方です。

スクロールできます
観点押さえるべきポイントやってはいけないこと
行政の対応相談は農業振興課 農政係へ。捕獲は連絡と現場確認から。軽微な被害は受付対象外と明記されている電話すればすぐ捕獲してもらえると考える
自分での対策忌避剤などで追い出し、退出を確認してから3センチ程度の隙間まで封鎖自己判断で捕獲罠や毒餌を使用する
業者選び相見積もりで内訳・許可対応・保証を比べる「一式◯万円」の見積もりで即決する
田辺市のイタチ駆除の早見表

調査日:2026年8月23日(田辺市公式・和歌山県公式・環境省の情報のみを根拠に作成しています。各制度の出典リンクは本文中に記載)

まずは公式窓口に相談し、足りない部分は民間業者を検討しましょう。

可能であれば複数の業者に現地調査と見積もりを依頼し、作業範囲、追加料金、保証の対象と期間を比較しておくと、契約後の行き違いを防ぎやすくなります。

この記事の執筆者

守谷タクミ(イタチ駆除ナビ編集者)

  • イタチ被害の相談先と対策を、公的機関・専門団体の情報をもとに整理
  • 業者の対応エリアや受付は、各社の公式サイトで確認して掲載

※当サイトの情報は環境省「野生鳥獣の保護及び管理」(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)、厚生労働省「動物由来感染症」、公益社団法人 日本ペストコントロール協会等の公的機関・専門団体の情報を、コンテンツ制作ポリシー、ランキングに関する根拠をもとに解説しています。

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まず何をすればいい?

4つの質問で、相談先と準備を整理します。地域別の記事は関西6府県です。

いま室内に動物がいる方へ

近づいたり追い回したりせず、人やペットとの距離を取ってください。

動物の種類・原因・費用を確定する診断ではありません。回答やチェック内容はこのページ内でのみ使用し、送信・保存しません。

案内について

地域の記事は、確認できた掲載記事への案内です。すべての市町村を網羅するものではありません。制度や対象条件は、掲載記事と自治体の最新案内で確認してください。

一般的な注意事項は、大東市:イタチについて・長岡京市:野生動物への注意・生駒市:イタチが住み着いたみたいですなどの公的案内を参考にしています。特定の自治体の制度を他の地域に適用するものではありません。

記事一覧の確認日:2026年10月3日

目次

田辺市の相談窓口と許可の仕組み

電話で市役所へ連絡、職員が現場で足あとの写真を撮る、住民が書類を差し出す、判子を押す手の四コマを矢印でつなぎ、下段に空の捕獲檻とアライグマ、檻から離れたイタチと疑問符を置いたいらすとや風イラスト

田辺市でイタチらしい野生動物の被害に気づいたら、まず市に相談して対応窓口や手続きを確認しましょう。

市の有害鳥獣・野生鳥獣のページで問い合わせ先とされているのは、農業振興課の農政係です。

2026年8月23日時点で、市公式サイトの主要な鳥獣関係ページを確認した範囲では、イタチ専用の案内は確認できませんでした。

ただし、ページが見当たらないことと、制度がないことは別です。

被害届は現場確認の後・許可は市長

田辺市の特徴は、有害鳥獣捕獲の流れを公開していることです。

市の「有害鳥獣に関すること」には、連絡から捕獲までが7つの段階に分けて書かれています。

その要点をまとめると、次のような流れです。

STEP
市役所または行政局へ連絡する

被害を受けた本人が、市役所および各行政局に連絡します。

田辺市は面積が広く、地域ごとに行政局を置く体制です。

お住まいの地域を担当する窓口に連絡してください。

STEP
市の担当者が現場を確認する

市の担当者などが現場の状況を確認し、写真撮影などを行います。

ここで判断されるのが、被害の程度と、防除で対応できるかどうかです。

STEP
被害届を提出する

被害が甚大で防除効果が期待できない場合に、被害届を提出します。

市の案内には「防除対策が可能な場合や被害が軽微なものは、受付けません」と書かれており、条件はかなり明確です。

連絡すればそのまま捕獲に進む仕組みではない、という点は押さえておきましょう。

STEP
市長が捕獲許可を出す

被害届が受理されると、有害捕獲許可の申請が市長宛てに行われ、駆除班が編成されます。

市長が捕獲許可を出し、捕獲班員に「捕獲従事者証」を交付する流れです。

捕獲は班員が実施し、従事期間が終わると従事者証は市に返還されます。

ここで注目したいのが、許可を出すのが市長だという点です。

あとで触れるとおり、和歌山県では捕獲許可の権限の一部が市町村長へ移譲されています。

田辺市はその仕組みを、実際の手続きの流れとして公開しているわけです。

なお市は、鳥獣被害対策実施隊への要請例として、畑に来ているサルや、防護柵を設置した畑の中で暴れているイノシシを挙げています。

イタチの名前は出てきません。

檻の貸出はアライグマ向け

檻については、「野生鳥獣に関すること」のページに記載があります。

「田辺市では、特定外来生物であるアライグマの捕獲おりの貸し出しを行っています」という内容で、貸出希望者は農業振興課に連絡する流れです。

あわせて「捕獲おりの空き都合により貸し出しできない場合があります」とも書かれており、いつでも借りられるとは限りません。

この貸出はアライグマを対象とした案内で、イタチが対象になるかは不明です。

「檻を貸してもらえるらしい」と聞いて自分で罠を用意すると、無許可の捕獲になってしまうおそれもあります。

農林業者向けの支援も、市の制度のひとつです。

狩猟免許取得支援事業では、わな猟免許や第一種銃猟免許の取得にかかる講習会費(初心者は10,000円、経験者は5,000円を上限)や射撃教習費(37,000円を上限)、試験手数料の2分の1以内が補助されます。

対象は、市内に住所があり、農業者である人、または免許取得後に有害捕獲に従事する人です。

農作物鳥獣害防止対策事業では、防護柵や電気柵の資材費の2分の1以内(補助金額15,000円〜20万円)が補助されます。

こちらは販売等を目的とした園地が対象で、家庭菜園は対象外です。

傷ついた野生動物は原則として救護対象外

もう一つ、傷病鳥獣の救護についての案内も知っておきましょう。

市は傷病鳥獣の救護について、「原則として、自然界の営みの中で傷ついた野生鳥獣の救護活動は行いません」と明記しています。

救護の対象になるのは、交通事故など明らかに人間の行動が原因で傷ついた野生鳥獣や、国や県のレッドデータブックに記載されているような希少な野生鳥獣です。

治療の見込みがあると判断された場合のみ動物病院での受け入れがあり、動物の保護と搬入は救護者自身で行うとされています。

救護の対象とならない鳥獣の一覧も、市のページで公開中です。

そこには「農林水産業や生活環境に被害を及ぼす恐れがある野生鳥獣」としてイノシシ、ニホンジカ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、カワウ、ドバト、タヌキ、ノウサギ、ニホンザルなどが挙げられ、「特定外来生物や外来生物」としてアライグマ、ハクビシンなどが並んでいます。

これだけ多くの動物を名前で挙げている一覧に、イタチの名前はありません。

ただし末尾に「など」と付いているため、挙がっていない動物が対象になるとも、ならないとも言い切れない書き方です。

庭先で弱ったイタチらしい動物を見つけたときは、素手で触らず、まず窓口に連絡して指示を受けてください。

捕獲許可の一部は市町村長へ移譲

市長が捕獲許可を出せるのには、県の制度上の裏付けがあります。

環境省の捕獲許可制度の説明によると、捕獲許可の権限はもともと環境大臣または都道府県知事にあり、多くの都道府県がその一部を市町村長へ移譲しているとのことです。

和歌山県でも、事務処理の特例に関する条例により、被害防止を目的とする許可のうち、かすみ網を使わない方法で行う狩猟鳥獣の捕獲などが各市町村の処理する事務とされています。

和歌山県の第13次鳥獣保護管理事業計画では、イタチ(オスに限る。)とシベリアイタチが市町村長の許可対象に含まれています(計画では旧和名の「チョウセンイタチ」と表記)。

ただし目的や捕獲方法などの条件があり、対象や方法によっては県知事の許可となります。

捕獲を検討する場合は、許可の要否や必要な手続きを窓口に確認してください。

鳥獣被害・捕獲手続きの相談先

田辺市 農業振興課 農政係
電話:0739-26-9930

市の有害鳥獣・野生鳥獣のページで問い合わせ先とされている窓口です。イタチの相談も、まずはここに被害の状況を伝えて、対応窓口と使える制度を確認してください。

市域が広いため、地域によっては各行政局が連絡先です。

捕獲の流れは田辺市「有害鳥獣に関すること」で、檻の貸出と傷病鳥獣の扱いは田辺市「野生鳥獣に関すること」で確認できます。

関連記事:県内の他市の事例は和歌山県のイタチ駆除まとめをご覧ください。

種類がわからなくても窓口へ

田辺市では、アライグマについては捕獲おりの貸出制度が別途案内されている一方、有害鳥獣の捕獲には現場確認や被害届、捕獲許可を経る手続きが必要です。

動物の種類や被害の状況によって、利用できる制度や許可の権者が異なる可能性があります。

ただ、天井裏の動物を外から見分けるのは簡単ではありません。

無理に自分で断定する必要はないため、被害の場所や状況、動物の特徴を整理して農業振興課 農政係(0739-26-9930)に伝えれば、相談先や手続きを確認できます。

和歌山県全体の許可の仕組みは和歌山県のイタチ駆除まとめを、同じ県内の事例は御坊市のイタチ駆除ガイドや新宮市のイタチ駆除ガイドをご覧ください。

タクミ

田辺市は相談から捕獲までの流れを公式サイトで公開しています。
ただし軽微な被害は受付対象外なので、まず状況を伝えて相談してくださいね。

「忌避剤や封鎖を自分でやりきるのは難しい」と感じたら、業者に任せる段階です。

まずは対応エリアで候補を絞ってみてください。

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イタチ駆除、どこに相談する?

イタチ駆除ナビ | 気になる項目から3社を比較

横にスクロールして比較できます → 業者名は左側に固定されます。

特徴で比較|掲載順はランキングではありません
相談先比較のポイント公式サイト
GAIJU PRO GUARD害獣プロガード24時間受付で相談したい方へ清掃・消毒まで一社で相談

侵入口の封鎖に加え、天井のシミや糞尿がたまった場所の清掃・消毒に対応。どこまで作業するかは見積もり時に説明すると案内しています。

受付:24時間365日(時間帯の割増なし)
公式サイトで
詳細を確認 ↗
対応地域・費用・条件を確認
別タブで開きます
GAIJU PROTEC害獣プロテック保証の対象まで確かめたい方へ相談から施工まで自社スタッフ

コールセンターでの相談から調査見積り、駆除作業まで自社スタッフが担当すると案内。侵入経路を塞ぐ再発防止施工も公式に説明があります。

受付:24時間365日(土日祝営業)
公式サイトで
詳細を確認 ↗
対応地域・費用・条件を確認
別タブで開きます
HOUSE PROTECTハウスプロテクト追加費用の扱いを重視する方へ500円玉大の隙間まで封鎖

追い出しだけでなく侵入経路の封鎖で再発を防ぐ方針。広告から施工まで自社で一貫して行い、土日祝の作業も可能と案内しています。

受付:年中無休・24時間
公式サイトで
詳細を確認 ↗
対応地域・費用・条件を確認
別タブで開きます

公式情報の確認日:2026年9月27日。受付時間と訪問可能時間は異なります。対応可否・費用・保証条件は、住所や施工内容などによって変わるため、契約前に最新の見積書・保証書で確認してください。

掲載情報の出典・比較表について

各社の公式サイトをもとに編集しています。星評価や順位付けは行っていません。「最長」の保証期間がすべての施工に適用されるわけではありません。英字表記は公式ロゴではなく、編集部による表記を含みます。

3社に絞りきれないときに備えて、特徴の違う業者も並べておきます。自社施工か加盟店か、保証の内容で比べると選びやすくなります。

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ほかの相談先も比べる

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相談先比較のポイント公式サイト
KUJO ZAURUS駆除ザウルス広い地域で相談したい方へ相談から完工まで同じ担当者

下請けや外注への依頼はない自社施工と案内。駆除後の糞尿の清掃除去、修繕・復旧工事、消臭・殺菌消毒などの二次被害対策にも対応しています。

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GAIJU KUJO 110BAN害獣駆除110番全国の加盟店から探したい方へ受付後に加盟店が施工

運営会社が相談を受け付け、提携する加盟店が現地調査と施工を担当する仕組み。料金には駆除・殺菌消毒・清掃の費用が含まれると案内しています。

受付:24時間365日
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見積もりでは、この3つをチェック① 作業内容と総額 ② 侵入口をふさぐ範囲 ③ 保証の対象・期間
同じ条件で複数社の見積もりを比べると、違いがわかりやすくなります。

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掲載情報の出典・比較表について

各社の公式サイトをもとに編集しています。星評価や順位付けは行っていません。「最長」の保証期間がすべての施工に適用されるわけではありません。英字表記は公式ロゴではなく、編集部による表記を含みます。

被害は放っておくと広がりやすく、修繕費がかさむこともあります。

気になる業者があれば、まずは現地調査で被害の範囲を確かめてもらいましょう。

その音はイタチ?見分け方のサイン

天井裏を走るイタチの足音に耳を澄ます住民女性、においの波線に鼻を押さえる女性、糞と足あとを虫眼鏡で調べる作業服の男性を三コマで並べ、隙間をすり抜けるイタチと壁を登るイタチを添えたいらすとや風イラスト

窓口に連絡する前に、侵入している動物の手掛かりを整理しておきましょう。

田辺市では、アライグマについて捕獲おりの貸出が案内される一方、有害鳥獣の捕獲は現場確認や被害届を経る手続きです。

動物の種類や被害の状況によって、使える制度や手続きが変わる可能性があります。

ただし、足音・臭い・糞のどれか一つだけで動物を断定することはできません。

  • 足音
    天井裏を走り回る比較的大きな物音。ただし建物の構造や天井材で聞こえ方が変わり、音だけでネズミなどと区別するのは難しい
  • 臭い
    糞尿がたまると強い糞尿臭や獣臭が発生。イタチは危険を感じると臭腺から悪臭を放つとされ、臭いが強いのも特徴
  • 糞などの痕跡
    イタチ類は細くねじれた糞を残すことがある。ただし色や形は食べた物や古さで変わり、糞だけでは特定できない

判断の精度を上げるには、足跡・侵入口の汚れ・目撃情報・防犯カメラの映像など、複数の手掛かりを組み合わせて判断するのがおすすめです。

イタチは体が細長く、約3センチの隙間があれば侵入できるとされています。

床下や石垣の隙間、換気口、配管の貫通部、戸袋に加えて、木や壁を垂直に登れるため、軒下や屋根と外壁の接合部といった高い位置の隙間も点検してください。

田辺など西日本の市街地で見られるイタチには、外来のシベリアイタチ(旧和名はチョウセンイタチ)が多いとされています。

田辺市は、海沿いの市街地から山あいの集落まで広がる、面積の大きなまちです。

市は「まちなかに出没する動物について」というページも設けており、市街地でイノシシやクマを目撃した場合の連絡先を案内しています。

山ぎわや川沿い、農地に近い住宅では、建物まわりの隙間の点検をこまめに行っておきたいところです。

動物の見極めが対処の分かれ目になるため、迷ったら写真や動画を整理したうえで、窓口や業者に相談してください。

音・臭い・糞だけで断定しきれないときの絞り込み方は、イタチに似た動物の見分け方で詳しく解説しています。

イタチは勝手に捕獲できない|法律の基本

錠前の付いた法律の本と黄色い注意マークを中央に置き、左に空の捕獲器・粘着シートとエサ・山へ放す矢印へ赤いバツ、右に忌避剤スプレーと換気口の金網へ緑の丸を並べて許可の要否を対比したいらすとや風イラスト

野生のイタチは鳥獣保護管理法による捕獲規制の対象で、許可捕獲や適法な狩猟などの例外を除き、捕獲や殺傷は原則として禁止です。

一定の違法な捕獲等には、同法第83条により1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される場合があります。

田辺市の案内も、まさにこの原則が出発点です。

市のページには「狩猟期間の狩猟対象鳥獣を捕獲する場合を除き、原則として捕獲は禁止されています」とあり、農林水産物被害、生活環境の悪化又は人身への危害等の被害があり、防除や追い払いでも防止できない場合に許可を受けて捕獲する、と説明されています。

よく混同される3つの制度も区別しておきましょう。

狩猟は、狩猟免許を取得したうえで都道府県に狩猟者登録をし、狩猟期間や区域、猟法の制限に従って行うものです。環境省の狩猟制度の説明によると、狩猟鳥獣は現在46種(鳥類26種・獣類20種)で、そのなかに「イタチ(雄)」と「シベリアイタチ(長崎県対馬市の個体群を除く。)」が含まれています。

許可捕獲は、被害防止などの目的で捕獲許可を受けて行うもので、狩猟とは手続きも時期も同じではありません。

特定外来生物法にもとづく防除は、所定の手続きを取ることで鳥獣保護管理法の捕獲許可が不要になる場合があります。

田辺市がアライグマの捕獲おりを貸せるのも、アライグマがこの3つ目の枠組みに乗る動物だからです。

判断に迷いやすい5つの対処法について、許可の要否を次の表に整理しました。

スクロールできます
対処法許可なしでポイント
忌避剤・光・音での追い出し○ できる捕獲にあたらないため一般家庭の現実解になる
侵入口の封鎖(金網・板)○ できる全個体の退出を確認してから塞ぐ
市販の罠・捕獲器を仕掛ける× できない無許可の捕獲は同法第83条の罰則対象になり得る
ネズミ用の粘着シート・毒エサ× できないイタチを傷つけると殺傷にあたるおそれ
捕まえて公園や山に放す× できない捕獲そのものに許可が必要
イタチ対策5つの対処法|許可なくできること・できないこと

表を見ると、許可なくできる対処は追い出しと封鎖に絞られることが分かります。

捕獲の許可が必要かどうかは、動物の種類や状況によって変わるため、判断に迷ったら窓口で確認するのがおすすめです。

一方で、追い出し・忌避・侵入口の封鎖は捕獲にあたらないため、許可なく行えます。罰則や許可捕獲の仕組みはイタチ駆除と法律の解説記事で詳しくまとめました。

自分でできる追い出しと再侵入の防止

木酢液や忌避剤スプレー、くん煙剤と点滅ライトで嫌がって離れていくイタチ、天井の点検口を懐中電灯で照らして確かめる住民女性、換気口に金網を取り付ける作業服の男性を矢印でつないだいらすとや風イラスト

許可の手続きを検討する前に、まず試したいのが「追い出して、入れなくする」対処です。

捕獲とちがって許可がいらず、その日から始められます。

市の案内でも、防除や追い払いで被害を防げる場合は捕獲に進まないとの説明です。

次の3つの手順を、順番に進めましょう。

STEP
侵入口の候補を確認する

換気口・軒下・屋根と壁の接合部・戸袋・配管の貫通部を点検します。

約3センチの隙間があれば侵入できるとされるため、小さな隙間や建材のずれも対象です。

高所は転落の危険があるため、無理せず業者への依頼も検討してください。

STEP
傷つけない方法で追い出す

木酢液や市販の動物用忌避剤を布や新聞紙に含ませ、小皿などの上に置いて住処や通り道付近に仕掛けるのが基本です。

火気を伴わない殺虫用くん煙剤や、強い光を嫌う性質を利用した点滅ライトを使う方法もあります。

いずれも使用場所と製品表示を確認し、幼獣がいる気配があれば作業を中止して窓口や業者へ相談してください。

STEP
残っていないか確認してから封鎖する

物音・鳴き声・臭い・新しい糞がないかを複数の方法で確認します。

全個体を追い出したことを確認してから、金網や金属製ネットで隙間を塞いでください。

日数だけで機械的に判断せず、確認が難しければ業者に相談するのが安全です。

忌避剤で一時的に立ち去っても、侵入口が残っていれば戻ってくる場合があります。

追い出しだけで終わらせず、侵入口の封鎖までをセットで考えるのが再発を防ぐポイントです。

グッズの選び方や清掃・消毒の注意点まで含めた詳しい手順は、イタチを自分で追い出す方法で解説しています。

業者に頼むべきケースと費用の目安

天井裏で寄り添うイタチの親子、床に広がる糞尿のしみと糞、高い屋根の隙間に疑問符を添えた三コマを示し、家の前で見積書と電卓を手に費用を説明する作業服の男性と住民女性を描いたいらすとや風イラスト

次のような状況では、無理に自分で作業せず、専門業者への相談を検討してください。

費用はかかりますが、適切な調査と施工によって、作業中の事故や不十分な封鎖、被害の拡大といったリスクを抑えられる可能性があります。

  • 天井裏で子育てしている可能性がある
    種類や地域で時期は前後するが、春から初夏、特に5〜6月頃は幼獣がいる可能性を考慮する
  • 糞尿や巣材の汚染が広範囲に及ぶ
    換気の悪い天井裏や断熱材まで汚染された状態は、自分で粉じんを抑えながら清掃するのが難しい
  • 侵入口を特定できない・高所にある
    屋根や不安定な脚立での作業は転落や屋根材の踏み抜きの危険がある
  • 封鎖後も再侵入が続く
    別の侵入口が残っている、封鎖材が外された、動物の種類が違うなどの可能性がある。原因を特定できない場合は建物全体の調査を依頼する

業者に依頼する場合の費用は、公的な統一料金や全国共通の相場があるわけではありません。

建物の大きさや構造、侵入口の数、追い出しや捕獲の有無、封鎖範囲、糞尿清掃、断熱材交換、足場の設置などによって大きく変わります。

作業別の内訳と考え方は、イタチ駆除の費用相場ガイドにまとめました。

失敗しにくい業者選び5つのチェック

虫眼鏡と内訳書、判子付きの許可証と名札、硬貨とプラス、保証書とカレンダー、契約書面と緑の丸で囲んだカレンダーの五項目にチェックが並ぶ業者選びのリストを説明する男性と住民女性のいらすとや風イラスト

田辺市では、農林水産業の被害への対策や捕獲の体制は整っている一方、住宅のイタチ駆除を市が代行する制度は案内されていません。

封鎖や清掃まで任せたい場合は、業者を自分で比較して選ぶ必要があります。

市内やその周辺にはイタチ対策を扱う業者が複数あり、施工内容や契約条件は業者ごとにさまざまです。見積もりの段階で、次の5点を確認してください。

  • 作業内容が項目別に記載されているか
    調査・追い出し・封鎖・清掃・修繕・足場などの内容と金額を確認。「作業一式」だけなら施工箇所・数量・単価の明記を求める
  • 捕獲を伴う場合、許可手続きが明確か
    誰が捕獲の許可を申請し、誰が捕獲作業を行うのかを確認。田辺市では連絡から市長の捕獲許可までの流れが公開されている
  • 追加料金が発生する条件
    追加の侵入口・足場・断熱材交換などの条件と金額の決め方を書面で確認。追加作業前に承諾を得る契約かも確認する
  • 保証の期間と対象
    名称だけで判断せず、保証期間・対象箇所・別の侵入口から入った場合の扱い・対象外の条件を契約書や保証書で確認する
  • クーリング・オフに関する契約書面
    自宅で契約する場合は、クーリング・オフの記載を含む契約書面が交付されるか確認する

害獣駆除の契約でも、見積もりのために呼んだ業者とその場で契約した場合や、広告の料金と実際の請求額が大きく異なる場合などは、特定商取引法上の訪問販売としてクーリング・オフできる可能性があります。

該当する場合は、契約書面を受け取った日を1日目として8日以内に、書面やメールで通知することが可能です。

判断に迷うときは、消費者ホットライン「188」から最寄りの消費生活センターに相談してください。

業者は、可能な範囲で2〜3社など複数社に現地調査と書面の見積もりを依頼して比べるのがおすすめです(社数は当サイトの目安です)。

公益社団法人 日本ペストコントロール協会の会員かどうかに加え、優良事業所や技術者資格の認証を受けているかも判断材料になります。

ただし、会員や認証であることだけで、個々の施工や契約条件が保証されるわけではありません。

タクミ

「今すぐ決めないと被害が広がる」「今日だけ値引き」と急かされたら、その場で契約しないでください。
見積書を持ち帰って、家族や別の業者に相談するのがおすすめですよ。

田辺市のイタチ駆除でよくある質問

時計と旗のある市役所と受話器と書類、アライグマと空の捕獲檻とその外に立つイタチ、目を閉じてうずくまるイタチと軍手、賃貸マンションと鍵の四つのコマにそれぞれ疑問符を添えた質問と回答のいらすとや風イラスト
連絡すれば市が捕まえに来てくれますか?

市の案内では、連絡を受けたあと担当者が現場を確認し、被害が甚大で防除効果が期待できない場合に被害届を提出する流れです。

そのうえで「防除対策が可能な場合や被害が軽微なものは、受付けません」と明記されています。

連絡すればそのまま捕獲に進む仕組みではないため、まず状況を伝えて相談してください。

市の捕獲おりはイタチでも借りられますか?

市が貸し出しを案内しているのは、特定外来生物であるアライグマの捕獲おりです。

イタチが対象になるかは書かれていません。また「捕獲おりの空き都合により貸し出しできない場合があります」ともされています。

借りられるかどうかは、被害の状況を伝えて農業振興課 農政係(0739-26-9930)に確認してください。

弱ったイタチを見つけたら市が保護してくれますか?

市は「原則として、自然界の営みの中で傷ついた野生鳥獣の救護活動は行いません」と案内しています。

救護の対象になるのは、交通事故など明らかに人間の行動が原因で傷ついた場合や、レッドデータブックに記載されているような希少な野生鳥獣です。

いずれの場合も素手で触らず、まず農業振興課に連絡して指示を受けてください。

賃貸マンションの場合はどうすればいいですか?

建物の管理責任は貸主にあるため、まず管理会社や大家さんへ連絡しましょう。

封鎖工事や薬剤の使用は、所有者や管理者の承諾が必要になる場合があります。

費用負担も契約内容によって変わるため、自分で業者を手配する前の相談がおすすめです。

まとめ:窓口相談を起点に追い出しと封鎖で対処

夕暮れの海沿いの住宅地で、金網を張った換気口のある家の前でチェックリストを持つ住民女性と親指を立てる作業服の男性、右奥の市役所へ伸びる点線矢印、左奥の緑地へ帰るイタチを描いたいらすとや風イラスト

田辺市のイタチ対策は、市の窓口への相談と、許可のいらない追い出し・封鎖の二本立てで進めるのが基本です。

要点を整理すると、次のようになります。

  • 相談は農業振興課 農政係(0739-26-9930)へ。地域によっては各行政局が連絡先になる
  • 捕獲は市への連絡が起点。現場確認を経て被害届を提出し、市長が捕獲許可を出して捕獲班員に従事者証が交付される
  • 「防除対策が可能な場合や被害が軽微なものは、受付けません」と明記されている
  • 捕獲おりの貸出はアライグマ向け。空き状況によっては貸し出せない場合がある
  • 許可なくできるのは追い出し・忌避・封鎖まで。子育て・高所・再侵入は業者へ

田辺市は、有害鳥獣について相談から捕獲までの7段階の流れを公式サイトで公開しています。

ただし防除対策が可能な場合や被害が軽微な場合は受け付けないと明記されているため、「自分のケースがどこに当てはまるのか」を先に確かめる価値が大きく、種類の見極めから窓口相談、追い出しと封鎖へと順に進めるのがおすすめです。

まずは農業振興課 農政係(0739-26-9930)への電話相談から、今日始めてみてください。

窓口への相談とあわせて、封鎖や清掃まで業者に任せる場合の候補も確認しておくとスムーズです。

まずは対応エリアで候補を絞ってみてください。

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イタチ駆除、どこに相談する?

イタチ駆除ナビ | 気になる項目から3社を比較

横にスクロールして比較できます → 業者名は左側に固定されます。

特徴で比較|掲載順はランキングではありません
相談先比較のポイント公式サイト
GAIJU PRO GUARD害獣プロガード24時間受付で相談したい方へ清掃・消毒まで一社で相談

侵入口の封鎖に加え、天井のシミや糞尿がたまった場所の清掃・消毒に対応。どこまで作業するかは見積もり時に説明すると案内しています。

受付:24時間365日(時間帯の割増なし)
公式サイトで
詳細を確認 ↗
対応地域・費用・条件を確認
別タブで開きます
GAIJU PROTEC害獣プロテック保証の対象まで確かめたい方へ相談から施工まで自社スタッフ

コールセンターでの相談から調査見積り、駆除作業まで自社スタッフが担当すると案内。侵入経路を塞ぐ再発防止施工も公式に説明があります。

受付:24時間365日(土日祝営業)
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HOUSE PROTECTハウスプロテクト追加費用の扱いを重視する方へ500円玉大の隙間まで封鎖

追い出しだけでなく侵入経路の封鎖で再発を防ぐ方針。広告から施工まで自社で一貫して行い、土日祝の作業も可能と案内しています。

受付:年中無休・24時間
公式サイトで
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公式情報の確認日:2026年9月27日。受付時間と訪問可能時間は異なります。対応可否・費用・保証条件は、住所や施工内容などによって変わるため、契約前に最新の見積書・保証書で確認してください。

掲載情報の出典・比較表について

各社の公式サイトをもとに編集しています。星評価や順位付けは行っていません。「最長」の保証期間がすべての施工に適用されるわけではありません。英字表記は公式ロゴではなく、編集部による表記を含みます。

3社に絞りきれないときに備えて、特徴の違う業者も並べておきます。自社施工か加盟店か、保証の内容で比べると選びやすくなります。

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ほかの相談先も比べる

イタチ駆除ナビ | 気になる項目から2社を比較

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相談先比較のポイント公式サイト
KUJO ZAURUS駆除ザウルス広い地域で相談したい方へ相談から完工まで同じ担当者

下請けや外注への依頼はない自社施工と案内。駆除後の糞尿の清掃除去、修繕・復旧工事、消臭・殺菌消毒などの二次被害対策にも対応しています。

受付:24時間365日
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GAIJU KUJO 110BAN害獣駆除110番全国の加盟店から探したい方へ受付後に加盟店が施工

運営会社が相談を受け付け、提携する加盟店が現地調査と施工を担当する仕組み。料金には駆除・殺菌消毒・清掃の費用が含まれると案内しています。

受付:24時間365日
公式サイトで
詳細を確認 ↗
対応地域・費用・条件を確認
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見積もりでは、この3つをチェック① 作業内容と総額 ② 侵入口をふさぐ範囲 ③ 保証の対象・期間
同じ条件で複数社の見積もりを比べると、違いがわかりやすくなります。

公式情報の確認日:2026年9月27日。受付時間と訪問可能時間は異なります。対応可否・費用・保証条件は、住所や施工内容などによって変わるため、契約前に最新の見積書・保証書で確認してください。

掲載情報の出典・比較表について

各社の公式サイトをもとに編集しています。星評価や順位付けは行っていません。「最長」の保証期間がすべての施工に適用されるわけではありません。英字表記は公式ロゴではなく、編集部による表記を含みます。

被害は放っておくと広がりやすく、修繕費がかさむこともあります。

気になる業者があれば、まずは現地調査で被害の範囲を確かめてもらいましょう。

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